慢性肺疾患

疾患概念

本疾患は新生児期の呼吸障害が軽快した後、あるいはそれに引き続いて、酸素吸入を必要とするような呼吸窮迫症状が日齢28 を超えて続くものである.肺に病変がない無呼吸発作、一過性に酸素を必要とするが長期的な治療を必要としない肺炎などの急性疾患は除外する。

臨床症状

低酸素血症に加えて、多呼吸、陥没呼吸といった呼吸窮迫症状が新生児期の呼吸障害に続発する場合や、呼吸障害が一旦軽快した後に悪化する場合がある。いずれも酸素飽和度を適正範囲に維持するために酸素吸入や陽圧補助が必要である。

 

抜粋元:慢性肺疾患 概要 - 小児慢性特定疾病情報センター (shouman.jp)