喉頭気管分離術
喉頭気管分離術とは
重症心身障害の方は、喉の機能が低下しており、誤嚥を起こされることがしばしば見られます。
嘔吐するものを誤嚥することに対しては,胃食道逆流防止手術で対応することは可能ですが、唾液の流れ込みまでは防ぐことができません。
また、気管切開では完全に唾液の流れ込みを防止することは不可能です。
この気管への唾液の流れ込みを完全に防止するのが喉頭気管分離手術です。
気管を離断し上の気管(口側)は閉鎖してしまいます。
また、下の気管(肺側)を気管切開のように皮膚にあける事によって、呼吸できるようにします。
これによって口の中と気管が分離されますので、誤嚥は完全に防止できます。