F-2 なにを食べる?(栄養剤)

経腸栄養剤

効率よく栄養補給ができ、『チューブを利用して食べる(経管栄養)』場合の選択肢としてよく利用されるのが経腸栄養剤です。主に医師の処方箋が必要な『医薬品』と、処方箋が必要ない『食品』の2種類があります。医薬品は保険が適用されるので、コストを考えると、ご自宅では医薬品を選択する場合が多い印象です。

 

種類について

経腸栄養剤は、消化や吸収がどのくらいできるか、どのような疾患があるかなどによって種類を選択します。種類としては『半消化態栄養剤』『消化態栄養剤』『成分栄養剤』に分類されます。詳しい説明は省きますが、ご自身のお子さんがどの種類の経腸栄養剤を使用しているのかを理解しておくと良いでしょう。

種類 特徴

半消化態栄養剤

【製品例】
・エンシュア®・H
・エンシュア・リキッド®
・ラコール®NF
・エネーボ®
・イノラス®

・食品、医薬品がある
・経腸栄養の第一選択となる
・消化が多少必要
・食物繊維を含む食品が多い
・脂質を必要量含む
・種類が豊富

消化態栄養剤

【製品例】

<医薬品>
・ツインライン®NF

<食品>
・エンテミール®
・ペプチーノ®

 

・食品、医薬品がある
・消化がほぼ必要ない
・食物繊維を含まない
・脂質を含む製品がある
※製品によってからだに必要な脂質やビタミンを補う必要があります

成分栄養剤

【製品例】

<医薬品>
・エレンタール®
・エレンタール®
・ヘパンED

・医薬品のみ
・消化が必要ない
・食物繊維を含まない
・脂質を含まない
※からだに必要な資質やビタミンなどを補う必要があります

 

 

医薬品と食品の違いは?

上の製品例では、「医薬品」と「食品」の2つに分類しました。その違いについて比較してみます。 

F-2 なにを食べる?(栄養剤)

 

 

小児用の栄養剤

小児用の栄養剤は、『食品』に1種類のみ存在します。それが『アイソカル®ジュニア』です。ネスレ日本株式会社とネスレヘルスサイエンスカンパニーが開発し、市販されています。

F-2 なにを食べる?(栄養剤)

 

 

 

 

 

 

 

 

おすすめのポイント!(製品紹介パンフレットより)

・小児の特性に配慮

・使いやすさに配慮

・おなかのやさしさに配慮

商品紹介サイトはこちら

 

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