
外出したい!そんな時、福祉車両があればちょっと楽かも?
医療的ケア児(医ケア児)や障害を持った子(障害児)の家庭にとって、外出イベントはそれなりに気力が必要。
なぜなら家の外にでるだけでとっても大変だから。
まずは常時必要な医療機器をバギー(車いす ベビーカー)に載せて、念のため暑い寒いに備えて、場合によっては経管栄養の準備や発作対策もして、準備に一苦労してやっとの思いで家から出ることができます。
そこから目的地まで、電車とバスを乗り継いで向かう・・・
考えただけで辛い・・・
「自家用車で移動できれば少しは楽かも」
「バギーに乗ったまま車に乗り込めれば、もう少し楽かも」
「やっぱり、バギーで乗り込めるカタチの福祉車両が欲しいな・・・」
医ケア児家庭の共通する願いでしょう。
では、福祉車両は具体的にどうやって購入すればよいのかご紹介します。

バギーで乗り込める車両は限られている
福祉車両は高齢者や障がい者が安全・快適に乗降・移動できるように専用装備を備えた車両のことです。
医ケア児家庭としては残念なことですが、現在市場に出ている多くの福祉車両は車いす利用の方が対象です。
車いす利用であれば、乗り込みやすい座席があったり、車の座席一つ分を車椅子用に空けておいたりするので十分だったりします。
そのため、バギーではなく、小型の車いすを利用している子であれば、選べる車両の選択肢は比較的広く、各車メーカーのサイトから探すことができます。
一方、医ケア児が使用するバギーは一般的な車いすに比べて大きく高さもあるため、車の座席前後二つ分が必要になります。
そのため、そもそも選べる車両はミニバン一択です。
もしくはトヨタ ハイエースや日産 キャラバン などのバンになりますが、自家用車としてはバンよりもミニバンを選ぶのが一般的でしょう。
さらに言うと、スロープ式で後方から乗り込むことができるタイプのミニバンは現時点(2026年)では3種類しか製造されていません。
トヨタ ノア
トヨタ ノア | 福祉車両(ウェルキャブ) | 車いす仕様車 | トヨタ自動車WEBサイト
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー | 福祉車両(ウェルキャブ) | 車いす仕様車 | トヨタ自動車WEBサイト
日産 セレナ
日産:ライフケアビークル(福祉車両)|日産セレナLVシリーズ チェアキャブ スロープタイプ
さらにさらに言うと、この3種類のうち、4WDが選択できるのはトヨタ ノアのみです。
雪の多い地域、悪路走行が想定される場合など、どうしても4WDが必要となれば、トヨタ ノアしか選択肢がありません。
生産中止となった車両でも中古でなら購入可能かもしれませんが、実際市場に出回ることはほとんどないようです。

体験してみるのも大事
一般的に、医ケア児を授かる前に福祉車両を目にする機会はそれほど多くはなかったかと思います。
「バギーのままスロープで乗り込む」と言われても、具体的に想像するのは難しいかもしれません。
そこで、できれば実際に見てみるのが一番手っ取り早いかと思います。
トヨタの車両であれば、一部地域には福祉車両専門のショールームや福祉車両の試乗ができるウェルキャブステーションがあります。
トヨタ 福祉車両 ウェルキャブ | 見る・乗る・触る | 展示場・販売店紹介 | ショールーム・展示場検索 | トヨタ自動車WEBサイト
日産も同様に、一部地域では福祉車両の展示、専門相談員の常駐する店舗が存在しています。
日産:ライフケアビークル(福祉車両)|日産のお店で福祉車両を見て・触れて・体感!
こうしたところでアドバイスをもらいながら、実際にどのような仕様にするのか考えるのが効率的かもしれません。
福祉車両の購入にあたって
福祉車両の購入自体には何の補助もありません。
が、車体に関わるものの消費税が非課税になる、というちょっとした優遇措置はあったりします。
しかしこれは購入時のみの特典です。
購入後に、例えば「やっぱりドライブレコーダー付けときたいなー」とか「前方センサーあった方が良かったなー」となったときには、ちゃんと消費税を払ってつけなければいけません。
ということで、必要になるかもしれない機能については、車両購入時に全部つけてしまった方がお得になります。
また、福祉用の改造車であることを証明すると、自動車税の減免などの助成を受けることができます。
助成制度の内容は都道府県、各市町村によって異なるため、自動車税の減免について必要な手続きは、お住まいの各自治体税務署に確認してください。
制度・手当|医ケアkidsナビ→手当・年金・税控除など→自動車税の減免
福祉車両・障害者の自動車税減免|手帳減免と構造減免の違い・申請方法を解説 - 行政書士法人Tree

まとめ
バギーで乗り込める福祉車両の選択肢は狭く、需要のなさが窺われます。
そんな中でもトヨタは医ケア児向け車両について比較的積極的に動いています。
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運転席からでも子どもの様子が確認しやすいよう、助手席を折りたたんで運転席近くまでバギーを寄せられる車両や、進行方向に頭を向けられるバギーの開発を行っているようです(2025年時点)
トヨタの会議室で「みんなが泣いた」500回の検証から、障がい児用車いすを後ろ向きにした理由
さすが日本を代表する車メーカー!
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