
お勧めはミキサー食 でもアレルギーにご注意を!
前回の記事では、ミキサー食がお勧めであることをお話しました。
前回の記事:医ケア児の食事 何を食べる? ミキサー食について
ミキサー食であれば、経腸栄養剤にはない、食事の楽しみがあります。
家族と同じものを食べる喜びも感じられるでしょう。
一方で心配になるのがアレルギーです。
どんなものにでもアレルギーを起こす可能性はありますが、食物アレルギーは重篤な症状を引き起こす可能性もあります。
初めて口にする食品は、アレルギーに十分注意しましょう。
ところで、注意するとは、何をどう気を付ければよいのでしょうか?
そのポイントをご紹介します。

新しい食品の始め方
今まで口に入れたことのある食品でも、後からアレルギーがわかる場合もあります。
ですが1度は食べたことがあり、ひとまず問題なかった食品であれば、とりあえずは安心してよいでしょう。
問題になるのは、初めての食品を口にするときです。

これらの注意点に気を付けながら少しずつ食べられる食材を増やしていきましょう。
また、ミキサー食もしくは口からの食事を始める前にはかならず主治医と相談し、できれば管理栄養士の指導を受けられるようにしましょう。
食品の進め方やアレルギーの起こしやすい食材など、栄養士からの情報も得られるようにしておくと安心です。
アレルギーかな?と思ったら
参考:保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)
食材を摂取したあと、2時間以内、とくに30分以内に症状が出現するタイプのアレルギーを「即時型食物アレルギー」といいます。
いわゆる典型的な食物アレルギーです。
その他にも
「新生児・乳児消化管アレルギー(乳児用調製粉乳等に対するアレルギー)」
「口腔アレルギー症候群(口の周りがひりひりするなど)」
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー(アレルギー物質の摂取と運動が関連して引き起こされる)」
などのタイプがありますが、典型的な「即時型食物アレルギー」だけ知っていれば十分です。
蕁麻疹、持続する咳、嘔吐などがよくある症状ですが、場合によってはアナフィラキ シーショック(アレルギー症状が複数同時かつ急激に出現した状態)に進行するものもあります。
原因は卵が最も多く、その他牛乳、小麦が多いです。

画像引用:食物アレルギーの一種 即時型食物アレルギー|食物アレルギー5つのタイプ|知って!食物アレルギー|株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.
緊急性の高いアレルギー症状は以下の表にある通りです。
特に呼吸器症状はアナフィラキシーショックへ進展するサインの一つなので、注意が必要です。
これらの症状が出たときには救急車を要請してください。

「一般向けエピペン®の適応」|一般社団法人日本小児アレルギー学会
まとめ
アレルギー症状、特にアナフィラキシーショックは怖いものですが、多くの人は問題なく食事を食べるようになります。
医療的ケア児(医ケア児)や障害のある子(障害児)でもそれは同じです。
先の注意点を気にしながら、食べられるものを増やしていきましょう!


