福祉車両の探し方
いくつかの自動車メーカーが福祉車両を販売していますが、現在小児用バギーを乗せるためによく使用される福祉車両はTOYOTAのVOXY、NOAH、ハイエースです。生産中止となった車種でも中古車でなら購入可能ですが、実際市場に出回ることは少ないようです。TOYOTAのハートフルプラザという福祉車両専門の展示場では、いろいろなタイプの福祉車両が展示されており、専門スタッフの説明が受けられます(TOYOTA:https://toyota.jp/welcab/index.html)。福祉車両のタイプにはよりますが、車体後ろにスロープを出すことができ、後部座席のシートが1つ外れたスペースにバギーを乗せ固定します。バギーを乗せるスペースの床にはベルトがついており、そのベルトでバギーを牽引し、固定できるようになっています。この他にリフトタイプの車両も存在します。その他の車種でも福祉車両に改造することはできるようですが、天井高や車高を十分に考慮したり、車中でもケアがしやすいような工夫を検討する必要があったりします。また改造費用の追加分などにより通常の福祉車両を購入するより割高となるようです。小児用バギーは一般的な大人用の車いすよりも奥行きがあり、荷台のサイズや高さの違いもあるので、購入するバギーが決まってから車を検討するほうが良いかもしれません。
福祉車両の購入にあたって
福祉車両の購入にあたっては、車体に関わる消費税が非課税となり(オプションをつけるなら、購入時につけておく方がお得!)、自動車税の減免が受けられます。自動車税の減免について必要な手続きは各自治体の税事務所に確認し行いましょう。また福祉車両に限りませんが、身体障害者手帳により自動車燃料費の助成が受けられます(もしくはタクシー利用券の支給)。お住まいの自治体の役所でご確認ください。