
退院後に暮らす部屋のレイアウトを決めよう
病気が見つかってから、もしくは生まれた直後から入院している医療的ケア児(医ケア児)の場合、初めての退院前には色々な準備が必要です。

前回は「家族同士の交流について」までご紹介いたしました。
今回は「自宅のレイアウトを考える」についてご紹介します。
病院に近い環境を整える
赤ちゃんのお世話をするには色々なものが必要。
おむつ、おしりふき、おむつを捨てるゴミ箱だって必要だし、よだれかけや手口を拭くガーゼ、保湿剤、赤ちゃん爪切り、すぐに汚すから着替えもたっぷり必要。
赤ちゃんというだけでこんなにも物品が必要になります。
医療的ケア児(医ケア児)や障害のある子(障害児)であれば、さらに必要な物品は増えます。
入院している間、ケアに必要な物品はすぐに手の届く範囲に置かれていたと思います。
自宅でも同様に、ケア物品はすぐに使えるようにしておきたいですね。
しかし、ただでさえ必要なものの多い赤ちゃんですから、ケア物品を病院同様に配置するには工夫が必要かもしれません。
既にあるものでケア物品をまとめて収納できそうなら問題ありませんが、そうでなければ、キッチンワゴンのようなものを使うと便利になります。
3段とも高さ調節ができるキッチンワゴン コンパクト (ホワイト)【スチールワゴン トロリ4】 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

寝る場所はどうする?
赤ちゃんの状態にもよりますが、ほぼ寝たままの状態で一日を過ごすことになる場合、日中過ごす場所と寝室を分けるかどうかも悩みどころです。
家族は日中リビングで過ごすことが多いでしょうから、赤ちゃんも日中はリビングにいる方が安心でしょう。
寝室を別の部屋にすると、毎朝毎晩、医療機器の移動が必要になるので、あまりお勧めはできません。
また、赤ちゃんの間はよいのですが、体が大きくなってくると本人を移動させることが難しくなってくるため、寝室と日中の過ごし場所を変えるのも難しくなります。
現在はリビングと離れた寝室があったとしても、退院までに親の寝室をリビングもしくはリビングと続きの部屋に移動させた方がよいでしょう。
また、医療機器を使用する場合、赤ちゃんを寝かせる場所の近くで電源が確保できなくてはいけません。
経管栄養を使用する場合は、吊り下げる場所の確保も必要です。
吊り下げる場所に関してはこちらもご参照ください。
医ケア児の困ったに答えるブログ 経管栄養 胃瘻栄養 ひっかける場所どうしてる?

医療機器の配置

すぐそばに置く必要のないものは、難しければ多少離れた場所に配置しても問題ありませんが、近くにある方が便利ではあります。
どうしても不可能でなければ、できるだけ近くに配置しましょう。
入浴場所と導線
色々な医療機器が必要な医ケア児は、日中ほとんど同じ場所から動くことはないかもしれません。
それでもお風呂にいれるときだけは、どうしても移動が必要です。
お風呂付近まで医療機器を移動させ、濡れないように置いておくスペースは確保できるか。
在宅酸素のチューブはどれくらい延長すればよいのか。
実際にはやりながら工夫していくしかないところもありますが、退院前にイメージして確認しておくとよいでしょう。

レイアウト事例の紹介

まとめ
やりながらやりやすい方法が見えてくるので、その都度レイアウトの変更は必要になると思います。
しかし退院してすぐにケアが必要になるため、事前にとりあえずの部屋のレイアウトは決めておくことが大事です。
レイアウトのポイントを紹介するサイトは他にもいくつかありますので、そちらも参考にしてみてください。
医療的ケアが必要な子どものベッド周りの工夫 2022年国際福祉機器展
難病や医療的ケア児と暮らす家――家族を支える住まいの工夫とは


