この企画の目的は、民間企業の「医療的ケア児に関連する分野での取り組み」の紹介を通じて、読者の皆様に医療的ケア児が利用しているまたは必要としている製品やサービスを身近に感じて頂くこと、また一人でも多くの方々に医療的ケア児を取り巻く環境に関する社会課題について知って頂くことです。それでは第一回目スタート！

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スぺサポ：今回インタビューするのは医ケアkidsナビに協賛をして下さった「日本調剤株式会社」さんです。日本調剤さんは積極的に小児在宅医療への対応をされている企業で多くの医療的ケア児ファミリーが訪問薬剤指導などで関わっておられると思います。回答して下さるのは、日本調剤株式会社 在宅医療部の中村 三智子さんです。この度はインタビュー企画にご協力頂きありがとうございます。はじめに貴社のご紹介をお願いします。



日本調剤：当社は全都道府県に調剤薬局を出店している調剤薬局チェーンであり、約4,000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業です。また、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みだけでなく、早くからICT投資を積極的に進めており、超高齢社会に必要とされる良質で革新的な医療サービスの提供を行っています。

スぺサポ：ICTといえば、貴社が提供しているアプリ「お薬手帳プラス」はとても便利です。外出がしにくい医療的ケア児の家族にとって、訪問診療の先生が出してくれた処方箋をアプリで日本調剤さんの担当薬局に送って、内容を確認した訪問薬剤師さんに薬をもってきてもらえるという仕組みは無駄がなく本当に助かります。続いて医療的ケア児に関わる分野でのこれまでの取り組みがあれば教えてください。

日本調剤：医療的ケア児とそのご家族への支援を行っている施設・団体様が主催する地域イベントなどに参加し、運営面でのお手伝いをさせていただきました。具体的には、日中一時お預かりサービスを行っている施設が主催した、施設ご利用者様のご家族同士の交流会やお祭り、医療的ケア児のご兄弟を支援する団体が主催した、薬剤師体験イベントなどに参加させていただきました。

スぺサポ：多方面に足を運ばれていますね。地域イベントへの企業の関わりは、盛り上がりだけでなく、広く関心が集まり啓発に繋がるという意味でも重要な話だと思います。

スぺサポ：医ケアkidsナビはどのような背景で協賛して頂けたのでしょうか？

日本調剤：スぺサポの代表を務められている鈴木様のお子様を、以前、当社薬局（※日本調剤 北大前薬局）が在宅医療の面でサポートさせていただいておりました。そのご縁で、医ケアkidsナビの立ち上げに関するご連絡をいただき、当社としても、医療的ケア児を取り巻く環境や課題への理解・支援を広げていきたいとの思いがありましたので、この度協賛させていただく運びとなりました。



スぺサポ：温かいご支援嬉しく思います。最後に、貴社サービスを利用されているご家族へのメッセージ・聞きたいことがあれば教えてください。

日本調剤：医療的ケア児のご家族の皆さまは、普段の通院後や、在宅診療後のお薬配送等で薬局をご利用される機会があるかと思います。我々薬局にもっとしてほしいサービスや設備、工夫などのご意見・ご要望をお寄せいただきたいと思います。また、「こんなうれしい経験がありました！」「こんなサービスに感動しました！」等の印象深いご体験やご感想などもいただけたら幸いです。

スぺサポ：個人的には、①処方薬の量のダブルチェック（場合によって主治医へ直接確認）、②栄養剤（エネーボの缶）の箱（重たい！）を自宅まで持参して下さること、はいつも感謝感動しています。本日はインタビューにご協力頂きありがとうございました。訪問薬剤支援は医療的ケア児ファミリーにとって欠かせないサポートです。これからもぜひ医療的ケア児とご家族の暮らしのサポートをぜひよろしくお願いいたします。

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訪問薬剤サービスに関連してお困りのことや日本調剤さんを利用されている医療的ケア児のご家族で「こんなうれしい経験がありました！」「こんなサービスに感動しました！」等の印象深いご体験やご感想がありましたらこちらからご連絡下さい。質問に対しては数日以内にスペサポからご返信させて頂きます。