この企画の目的は、民間企業が提供する医療的ケア児が利用可能な製品・サービス・プログラムの紹介を通じて、一人でも多くの方々に医療的ケア児を取り巻く環境に関する社会課題について知って頂くことです。それでは第五回目スタート！

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スぺサポ鈴木：今回インタビューするのは「株式会社東京エム・アイ商会」さんです。回答して下さるのは、東京エム・アイ商会営業部の前山さんです。この度はインタビュー企画にご協力頂きありがとうございます。はじめに貴社のご紹介をお願いします。


エムアイ：この度は素敵な企画にお声かけ頂きありがとうございます。東京エム・アイ商会と申します。弊社は創業1950年以来、長きに渡り医療機器などの輸入販売を行ってまいりました。主に医療機関での使用や貸出用としてご利用いただいている吸引器や吸入器を取り扱ってまいりましたので、もしかしたら皆様も気づいていないところで実は弊社の機器をご利用いただいていた？なんてこともあるかもしれません。また、近年は弊社が初めて手掛けた国産の医療機器で、喀痰吸引などで使用可能な「電動吸引器 ELENOA エレノア」や、内蔵バッテリーで駆動が可能な吸入器「IH60」などを販売しております。





スぺサポ鈴木： 歴史のある会社なのですね。続いて医療的ケア児に関わる分野でのこれまでの取り組みがあれば教えてください。東京エム・アイ商会さんの取り扱い製品で医療的ケア児のご家族がなじみのあるのはなんといっても「電動吸引器 ELENOA エレノア」だと思います。「コンパクト！」「機能性よし！！」「カワイイ！！！」の優れものですが、開発ストーリーなどもしよければ教えてください。医療機器をどこにでも持ち歩く医療的ケア児家族にとって「機能性」だけでなく「コンパクト」と「カワイイ」はとても重要で、エレノアはその視点を大事に作られている印象を持ちました。


＜画像1：大人気の吸引器　エレノア＞

＜画像2：吸入器　IH60＞

エムアイ：そのように言っていただけると弊社としても開発冥利に尽きます（笑）

実際に開発に携わった者に聞いたところ、元々弊社のユーザー様の多くが小児科医の先生方で、開発当初から①医療機器っぽくない「カワイイ」吸引器にすることは絶対条件だったようです。そのうえで、弊社としては医療的ケア児の方々にも使っていただけるようにすることを前提に開発しておりましたので、②持ち運びが容易にできるように「コンパクト」であること、③圧力調節ができるように圧力メーターと調節ダイアルを設けること、④医療機関でご使用されているモデルと同等のスペックであること、⑤お手入れを極力しやすいように部品点数を最小限に抑えること、⑥お出かけ先や災害時でもご利用いただけるように単三電池でも動かせるようにすること、これら6つのコンセプトに重点を置いて出来上がったのが「電動吸引器 ELENOA エレノア」です。

そのため、実際にご利用いただいている医療的ケア児家族の方々からも、「コンパクト」と「カワイイ」というワードはよく耳にするので、弊社としても嬉しく思います。

スぺサポ鈴木：お伺いした6つのコンセプトを満たすためには大変なご苦労があったかと思います。見事一般販売を実現された開発チームの皆様には本当に頭が下がる思いです。

貴社とは2023年に日本外来小児科学会の展示ブースでご挨拶させて頂いたことをきっかけに医ケアkidsナビ・医ケアkidsルームをご協賛頂くことになりました。ご協賛の背景など教えて頂けますか？

エムアイ：学会の会場で医ケアkidsナビ・医ケアkidsルームのサービスを知った際に、医療的ケア児家族の方向けの利便性の高い大変素敵なサービスだと単純に感じたことが大きいです。なかなかこのように必要な情報が纏めてくれているページは多くないと思い、一人でも多くの方がこの素敵なサービスに出会えるよう、少しでもご助力できればと思いこの度協賛させていただく運びとなりました。


スぺサポ鈴木：ご支援感謝申しあげます。最後に、貴社サービスを利用されているご家族へのメッセージ・お聞きになりたいことなどございましたら教えてください。


エムアイ：医療的ケア児家族の方々それぞれ環境や症状の違い、過去にご利用いただいたことのある製品経験の違いなどもあるため、皆様がそれぞれ思い描いていらっしゃる理想の製品に出会えることはなかなか難しいことかとは思いますが、そんななかでも微力ながら「電動吸引器 ELENOA エレノア」などの弊社製品が医療的ケア児家族の方々に寄り添い、少しでもお役に立てることを弊社一同願っておりますので、もしも製品の導入などで困ったことがございましたらお気軽にお問い合わせください。


スぺサポ鈴木：本日はインタビュー企画にご協力頂きありがとございました。これからもぜひ医療的ケア児とご家族の暮らしをサポートする「カワイイ」「コンパクト」な機器の開発をぜひよろしくお願いいたします！

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