I-2 インタビュー(泉工医科工業株式会社)

この企画の目的は、民間企業の「医療的ケア児に関連する分野での取り組み」の紹介を通じて、読者の皆様に医療的ケア児が利用しているまたは必要としている製品やサービスを身近に感じて頂くこと、また一人でも多くの方々に医療的ケア児を取り巻く環境に関する社会課題について知って頂くことです。それでは第二回目スタート!

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スぺサポ今回インタビューするのは医療機器メーカー「泉工医科工業」さんです。気管切開チューブや人工鼻など多くの医療的ケア児が泉工さんの機器を使用されていることと思います。回答して下さるのは泉工医科工業 商品企画本部ヘルスケア部 月野和さん・内田さんです。この度はインタビュー企画にご協力頂きありがとうございます。はじめに貴社のご紹介をお願いします。


I-2 インタビュー(泉工医科工業株式会社)

泉工医科泉工(せんこう)医科工業と申します。創業1940年以来、多岐にわたる治療分野の医療機器の研究・開発を進めてきました。お客様には「メラ」の愛称で親しまれております。弊社は全国21か所に営業拠点を配置し、各地のお客様のニーズに合わせ充実したサービスをご提供できるよう日々精進しております。弊社ではご紹介いただいた気管切開チューブ(メラソフィット)や人工鼻(ソフィットベント)以外にも、電動式低圧吸引器(メラサキューム)・人工心肺装置(HAS)など幅広い分野をカバーする製品を取り扱っております。

 

<写真:左からメラ、ソフィットラブ、ささえ>

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スぺサポ:医療的ケア児に関わる分野でのこれまでの取り組みを教えてください。

泉工医科これまで、新生児、小児用気管切開チューブ(ソフィットラブ)の提供や気管切開チューブの固定提案(ささえ)の提供や唾液を持続的に吸引する吸引チューブ(スネイルチューブ)を提供しております。医療的ケア児のケアに貢献できるように製品化を目指して取り組んでおります。

スぺサポ:メラ(唾液を持続的に吸引する吸引チューブ)があって助かっているご家族は多いと思います。医療的ケア児は口の中に唾液がたまってしやすい子が多く、体調次第では数分に一回は吸引をしないと口の周りが唾液の泉になってしまうことが珍しくありません。通常の吸引カテーテルは先が伸びているため口の中で固定させるのが難しいのですが、メラはうずまきがあることで口の中に置きやすく、抜けにくいため効率よく吸引することができてこれは家族の負担やストレスの軽減に繋がります。

スぺサポ:次に医ケアkidsナビを協賛して下さった背景を教えて頂けますでしょうか。昨年、医ケアkidsナビ概略説明のため初めて面談させて頂いた際、月野和さん・内田さんはじめ6名もの社員さんが同席下さったことが印象的でした。

泉工医科我々の部署で取り扱う製品は在宅療養の患者様にご利用いただくことが多く、毎日のように在宅の患者様のご家族から製品に関するお問い合わせをいただきます。在宅の患者様に寄り添う製品の研究・開発のため『医ケアkidsナビ』に協賛させていただきました。

スぺサポ:在宅の患者様のご家族から製品に関するお問い合わせをいただくとのことですが、医療的ケア児のご家族様からは具体的にどのようなお問い合わせを受けることがありますか?

泉工医科:製品の使用方法や購入先についてお問い合わせをいただきます。購入先はPDNショップをご案内しております。

<参考:NPO法人PDNによるPDNショップのURL>
PDNショップ / メラ唾液持続吸引チューブ(1本) (pdnshop.com)

スぺサポ最後に、貴社サービスを利用されているご家族へのメッセージ・聞きたいことがあれば教えてください。

泉工医科今後とも弊社製品をよろしくお願いいたします。

スぺサポ本日はどうもありがとうございました。これからもぜひ医療的ケア児とご家族の暮らしに必要なものづくりをぜひよろしくお願いいたします。ご家族の生の声を取り入れた便利な製品開発を期待しています!

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泉工医科工業さんへの質問などお持ちの方はこちらからご連絡下さい。質問に対しては数日以内にスペサポからご返信させて頂きます。


I-2 インタビュー(泉工医科工業株式会社)

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