チャイルドシートって絶対必要なんだよね。だって義務だもん。
普段のお出かけ、移動手段は何でしょうか?
荷物が多い医ケア児の場合、自家用車があれば車移動が多いのではないでしょうか?
子どもを車に乗せるには、チャイルドシートが必須です。
ですが、拘縮があったり変形があったり……チャイルドシート選びもなかなか難しいですよね。
実は障害者向けのカーシートというものがあります。
子ども用で作ればチャイルドシートとして使用することができます。
座位保持椅子 | 形式 | シーティング工房8 (seating8.com)
カーシートの作成はバギーの作成と同様、理学療法の一環として作成されます。
作成するには理学療法士の指導が必要です。
作成希望の場合は、主治医やリハビリの担当者にご相談ください。
しかしながら、これらの障害者向けカーシートは安全面でいうとチャイルドシートとしてはちょっといまいちだったりします。
体を支えることが主眼になるので、一般的なチャイルドシートほどがっちり保護する仕様にはなっていないんですよね。
そんななか、チャイルドシートと同程度の安全を確保しているシートがこちらです。
CARROT3 [障害児用チャイルドシート] | シーズ - 障害者のためのものづくり (seeds-seating.com)
我が家ではこちらを使用していました。
他のカーシートより安全性が高いというのがポイントです。
ですが、安全性が高い分、がっちり保護できるようにシートのサイドにもパッドがあります。
このパッドが邪魔で、他のカーシートよりも乗せ降ろしするのが大変……というデメリットはありますが、安全性には代えられないかなぁと、こちらを選択いたしました。
しかしながら、これらのカーシートが必要になるのは子どもが幼児サイズになって以降のこと!
乳児サイズであれば、新生児用のチャイルドシートで十分使えます。
新生児用のチャイルドシートは寝かせるのに近い姿勢で使うので、拘縮や変形があっても多くの場合は問題なく使用できるはずです。
新生児用のチャイルドシートに乗れる間は、新生児用を使用すればOK。
乗れなくなったらカーシートをつくればよいのです。
トラベルシステムという選択肢
因みに、我が家が新生児期に使っていたチャイルドシートはトラベルシステムです。
トラベルシステムとは、ベビーカーとチャイルドシートが兼用になっていて、チャイルドシートはバウンサーとしても使えるような籠状になっているため、子どもをチャイルドシートに乗せたまま運べるという便利アイテムなのです!
こちらの旧式のモデルを使っていました。
ベビーカーとチャイルドシートがセットになっています。
ベビーカーの機能は一般的なA型タイプ。タイヤが小さいので、段差に困りがちではありますが、可もなく不可もなくといったところ。
リクライニングは無段階調節で子どもを乗せたままでも調節しやすいというのはよい所でした。
チャイルドシートは新生児期にしか使えず、リクライニングもないのであまり使い勝手のよいものではありません。
つまり、ベビーカーとチャイルドシート、どちらも可もなく不可もなく、どちらかというと使い勝手はあんまりよくない……
なのですが、このチャイルドシート、そのままベビーカーに合体できるのがとっても便利!
つまり、車から子どもの乗せ降ろしをしなくてよくなるのですよ。
籠型のチャイルドシートに乗せたまま車に乗せたりベビーカーに乗せたりできる!
首も腰も据わっていないへにゃへにゃ赤ちゃんの乗せ降ろしは結構気を使うものです。
しかもあちこちに管が付いていたり酸素や機械も乗せ降ろしたりで、移乗がかなり面倒くさい。
トラベルシステムであれば、そこのわずらわしさは多少改善されます。
ただし、こちらのチャイルドシートは身長75センチ以下、体重13キロ以下、およそ12カ月程度のサイズの子までしか使えません。
発達がゆっくりな子であれば長く使えますが、一般的な発達の子だとすぐに使えなくなる可能性もあります。
また、このチャイルドシートは完全に籠状になっているため、通気性はかなり悪い。
夏場だとなにかしら対策してあげないと熱がこもってしまうのが難点です。
使い勝手は今一つでも、乗せ降ろしが楽という点でかなり便利です。
乗せ降ろしが面倒だと出かけるのが嫌になってしまいますが、少しでも楽ができれば出かけるハードルを下げることができます!
今からベビーカーやチャイルドシートの購入をお考えであれば、一考してみてください。