この子と遊ぶの難しい。そう思うのは私だけ……?
我が子はかわいい!
かまってあげたい!
一緒に遊びたい!
そう思っていても、障害のある子と一緒に遊ぶのはなかなか難しかったりしませんか?
特に、知的発達に遅れのある子。
子どもとの遊び方は世の中にたくさんあふれているのに、障害があるだけで遊び方が制限される、と感じたことはありませんか?
でも身体的障害だけで知的な発達が健常児並みであれば、色々やれることは多いですよね。
同年代の健常児がするような、体を使わない遊びも世の中にはたくさんあるからです。
パズルをしたり、お絵かきをしたり、文字の練習をしたり。
親と触れ合いながらできる遊びも検索すればいくらでも出てきます。
では、身体的にも知的にも発達が遅れている子の場合はどうですか?
一緒に遊んであげたくても、反応が乏しいと心折れませんか?
どうやってかまってあげたらいいのかな、と悩ましく思う日は一日や二日ではなかったはずです。
じゃあ、どうやって遊ぶ?
反応を返すのが難しい子の場合、とにかくこちらからかまってあげるしかないですよね。
子ども自身から発信する能動的な遊びが難しいので、親がやってあげる受動的な遊びをメインにしましょう。
上記に挙げたものは、健常児にとっても重要とされる遊びです。
これらの遊びを通して情緒、感性を育み、運動機能を発達させ、親との愛着や信頼を育てることができます。
当然、発達の遅れている子にとっても大きなメリットを持っています。
散歩だけで遊んだことになる?
もちろんです!子どもはお外が大好き!日光を浴びるだけでニッコニコです!
できるだけ外に出してあげましょう!
でも、色々と装備が必要な子は、外に連れ出すだけでも結構大変ですよね。
そんなときは日光浴だけでもしてみましょう。
散歩が大事な理由はいくつかありますが、障害のある子にとって最も重要なポイントは日内リズムの確立です。
メラトニンというホルモンをご存じでしょうか?
メラトニンは、脳の松果体によって分泌されるホルモンで、季節のリズムや睡眠・覚醒のリズムを含む体内時計の調整に関与しています。
一日の中でメラトニンが高まる時間になると、体から熱が放散されやすくなり深部体温が下がります。人間は深部体温が下がると体が休息状態に入りやすくなり、その結果、眠気を感じるようになるのです。
メラトニンは、セロトニンから作られます。
セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれ、おいしいものを食べたときや達成感を得たときなど、幸福感を感じた場合などで分泌されるホルモンです。
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンを摂取して脳内で合成する、もしくは太陽光を浴びることで分泌されます。
脳内でセロトニンが発生した14~15時間後にメラトニンが分泌され、眠気をもたらします。
また、体温やホルモン分泌などを調整している体内時計は、25時間周期で動いていており、24時間ピッタリではないためにズレが生じます。このズレを調整するのが日光なのです。起床時に朝日を浴びると、セロトニンの分泌を促すと同時に、体内時計をリセットできます。
ということで、日光を浴びるのはとっても大事!
できるだけ散歩に出る、できないときは日光浴だけでもやってみましょう!
音楽や歌に合わせて、子どもたちとのスキンシップやコミュニケーションを楽しみましょう!
保育園で日常的に行われている遊びです。
特に、0歳児~2歳児クラスで行うことが多いようです。
0歳からでもできる遊びですから、体を動かすことが苦手な子でも十分楽しむことができます。
ふれあい遊び20選【室内遊び】【イラスト解説】|保育士・幼稚園教諭のための情報メディア【ほいくis/ほいくいず】 (hoiku-is.jp)
子どもは歌も大好きですよね。
歌を聞かせることは、周囲に興味を持つきっかけになります。
歌声に反応し、自発的に動こうとすることで、身体機能の発達に良い影響を与えることも考えられます。
わらべ歌を歌いながら手足を使って遊ぶことでスキンシップがとれ、親との絆を深めることができます。
また、親が歌ってあげれば親の声をよく聴くことにもなるので、安心感にもつながります。
「わらべ歌」とは? 意味や効果、活用されている場所、絵本やメドレーのおすすめまでご紹介 | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)
「でも自分で歌うのはちょっと……」
そんなときはCDをかけ流すだけでもOKです!
一緒に聞いてあげるだけでも十分、一緒に遊んでいることになります。
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もっと遊びとして歌を楽しむのなら、おもちゃを使うのもよいでしょう!
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絵本を読んであげるのだって、立派な遊び!
子どもは絵本を読んでもらうのが大好き!
その時間は親が自分に集中してくれる時間ですから。
ぜひ膝にのせて、自分の声で読み聞かせてあげてください。
「膝に座るなんてできないけど……」
「基本、ゴロンしかできないし……」
それでも全然大丈夫!
顔がよく見える場所に座って、その子のためだけに時間を作って読んであげるってことが重要だから!
親の声を聴くことが安心感につながり、スキンシップにもなります。
また、言葉の発達を促すことにもなります。
なにより、なかなか自分の力で色々な経験をするのが難しい子にとって、絵本は未知の体験をさせてくれる重要なツールでもあります。
では、どんな絵本を読み聞かせてあげればよいでしょうか?
それに関してはまた別の記事でご紹介します!