【北海道】定山渓温泉 ぬくもりの宿 ふる川
※本記事は2020年3月に宿泊した際の体験をもとに作成しております。
泉質は、無色透明でまろやかな塩辛さが特徴のナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)です。
国内では最もポピュラーな泉質のひとつで、入浴すると肌に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぎ体の芯から温まるという効能があります。
さて、そんな定山渓温泉のお宿のひとつである「ゆくもりの宿 ふる川」ですが、
あいにく、それほど医ケア児に優しいお宿というわけではありません。
特に医ケア児に向いているお宿というわけではありませんが、 温泉付きのお部屋もあり、お宿内で充実した時間を過ごせるようになっているので、ゆったりとした旅行をしたいのであればよいお宿です。
移動
札幌市内から車で1時間程度。
駐車場はお宿の側ではありますが、横付できる位置ではありません。
青空駐車なので、雨や雪の場合はちょっとだけ困るかもしれません。
公共交通のバスも付近まで通っておりますが、医ケア児を連れて乗り込むのはなかなか大変かと。
予約制の無料送迎バスもあります。
乗合ですがお宿が運営しているものなので、相談次第では席の確保などは行ってくれるかもしれません。
バリアフリー
完全バリアフリーではありません。
建物自体は古いので、あちこちに段差はあります。
お部屋までのエレベーターはあるものの、玄関からエレベーターに乗るまでに階段があります。
昇降機がついているので、バギーで上ることは可能ですがやや面倒くさい……。
お部屋
一般フロアと特別フロアがあり、特別フロアのお部屋であれば温泉付きのお部屋があります。
前回の記事でも触れた通り、温泉付きのお部屋の方が楽なので、できればそちらに泊まりたいところ。
「ふる川」自体がお高め旅館なので、そもそもの宿泊代が高めですが、特別フロアはその他にも色々と特典がついていることもあり、お値段は高い中でもさらにお高め。
特別フロア「月星」 - 【公式】定山渓温泉 ぬくもりの宿 ふる川
値段と相談ですが、温泉付きのお部屋を諦めたとしても貸切風呂を借りるという手があります。
50分2200円と時間は長めに設定されているので、比較的余裕をもって使用することができます。
しかしながら、時間設定が長いということは予約枠が少ないということでもあります。
今はどうかわかりませんが、我が家が宿泊した際は宿泊前から事前に予約しておくことはできず、チェックイン後に予約するシステムでした。
希望時間に予約できるかどうかは運です。
が、毎日予約がいっぱいで奪い合いになるという様子ではなさそうでした。
食事
部屋食プランはありません。
特別フロアに宿泊であれば個室の食事処に案内されます。
しかしながら、個室の食事処は大人向け空間ということで、小学生以下の子どもがいる場合は一般食堂に通されるようです。
一般食堂の方にも区切られた個室空間があるので、そこを準備してもらうことは可能です。
周辺病院
札幌市中心部から車で1時間程度の場所であるため、札幌市内の病院であれば救急車ですぐに受診することができます。
山の上の方とはいえ未開地ではないので、通行できる道は何本かあり、救急車がこれなくなる心配はほぼありません。
定山渓から近い小児科のある大きな病院は自衛隊札幌病院です。
遠方からくる場合、特にこだわりがなければこちらに紹介状を書いてもらうとよいでしょう。
どうしても小児専門病院がよい、というようであればコドモックル(北海道立子ども総合医療・療育センター)や天使病院になりますが、どちらも定山渓からは離れているので車で1時間以上かかる距離です。
札幌市東区の総合病院(産婦人科・出産・小児科など) - 天使病院 -