医療機器・医療材料
子どもの装具はいつから使うのが一般的でしょうか?
お子さんによって異なりますが、早いケースでは生後NICUに入院中の0歳から手足の装具などを使用することもあります。入院中に使用する場合は、整形外科の医師や病院のPTさんが手作りで簡易的な装具を作ってくれることもあります。ちゃんとした装具は、退院後に整形外科の医師や訪問リハビリのPTさんなどと相談しながら作ることになります。費用は、医師が治療のために必要と認めて意見書を準備してもらえれば「治療用装具」扱いで健保組合からの支給対象となり自己負担は殆ど発生しません。医師から意見書を得られない場合でも、「補装具費給付申請」の制度を活用して自己負担を1割で抑えることができます。装具は変形の予防・矯正などに大事なアイテムです。使用開始の時期に悩まれた際には、周囲の支援者(整形の医師やPTなど)に相談されてください。
<参考リンク>
株式会社プレーリーファクトリー|子ども用装具制作・販売 (prairie-factory.osaka)
小児用補装具専門 株式会社ゆめ工房 - yumekobo-kodomo (jimdofree.com)
下肢装具(小児用) | 田村義肢製作所 (po-tamura.com)
寝たきりで背中に熱をこもりやすいです。対策はありますか?
アテックスさんのSOYOマットは沢山の医ケアkidsが利用しています。マット内部にファンを搭載されており、空気を喚起することで寝具内の湿気と熱を排出してくれます。自治体によっては日常生活用具の「特殊マット」の区分で助成金適用が可能です。
子どもの成長に伴いバギーのシート位置の調整を行いたいのですが業者を呼ばないと難しいでしょうか?
バギーや座位保持椅子の調整はPTさんが得意なケースが多いです。日ごろ利用されている訪問リハビリステーションや療育センターのPTさんに相談すると対応して下さるでしょう。それで難しければ業者に頼むのがよいと思います。
子どもが入院中で経鼻経管栄養チューブをつけています。テープに可愛いイラストを描いてあげたいのですが時間がありません。既製品はありますか?
メリーケアテープさんがかわいい医療用テープを販売されています。
外出用や災害時や壊れたとき用に2台目の吸引器購入を検討中です。2台目も日常生活用具の助成金は出るのでしょうか?
1台目は助成金がでますが、2台目以降は自費購入になります。
車いす(バギー)と座位保持装置の耐用年数は何年ですか?
補装具には耐用年数が定められており、車いす(バギー)は6年、座位保持装置・座位保持椅子は3年です。1度買ったら決められた気管は同じ項目の購入の補助が出ないということです。
ですが、小さいお子さんで成長が著しい場合などは期間内でも補助が出る場合もあります。補装具の支給制度に関しては相談支援専門員さんや、自治体の福祉課などで聞いてみてください。
吸引機の吸引ボトルはどの程度洗浄するものでしょうか?
吸引の頻度にもよりますが、1日に1-2回は溜まった液体を流して水洗いすることをおすすめします。
呼吸器のバッテリーはどの程度持ちますか?
メーカーや製品によって異なりますが、例えばフィリップスのトリロジー100plusの場合、①着脱バッテリー約3h、②内蔵バッテリー約3hです。通常、③予備の着脱バッテリー約3hも渡されるため、コンセントがない環境においては、①+②+③=約9hの使用が可能です。更に蓄電池を活用すれば、追加で10h以上の使用が可能になり、合計で一日分の電源を確保できるようになります。
吸引器の充電残量はわかりますか?
残念ながら今のところ充電残量がわかる吸引機はありません。グレードアップが期待される部分です。
カテーテルチップ(シリンジ)の目盛りがすぐに消えてしまいます。対策はありますか?
カテーテルチップ(シリンジ)は病院だと使い捨てですが、在宅移行してからは支給数に限りがあるため、繰り返し使わなくてはいけないですよね。できるだけ長く使うコツとして「洗浄に洗剤を使わない」などがあります。お子さんの身体が大きくなってからは「ミルトンにつけない」というのもありです。